【歯科矯正】4番抜歯って何?メリット・デメリットからトラブル対策まで徹底解説!
こんにちは、今回は「4番抜歯」について、初心者にも分かりやすくお話ししたいと思います。
矯正治療で「歯を抜く」と聞くと少し怖い印象があるかもしれませんが、実際に私も矯正のために上下左右の4番の歯を全部抜きました。
この記事では、抜歯が必要な理由やその後の変化、さらには「親知らず抜歯」との痛みの違いや「ドライソケット」という予期せぬトラブルについても詳しくお伝えしていきます。
「“4番抜歯”って、どの歯を抜くことなの?」
「なぜ矯正治療に4番抜歯が必要なの?」
「4番抜歯の痛みはどれくらいのもので、親知らず抜歯と比較してどちらが痛いの?」
「ドライソケットのリスクとは何か?」
「4番抜歯後の痛み止めの副作用や、ケアに関して気をつけるべきことは?」
これから矯正を考えている方、4番抜歯が必要な方の参考になれば嬉しいです。
そもそも「4番」ってどの歯のこと?
「4番の歯」という言葉を聞いてもピンと来ない方も多いかもしれません。
歯科では、歯を番号で呼ぶことが一般的で、前歯から奥に向かって数えた位置に基づき「1番」「2番」などの番号が付けられています。
4番の歯は、ちょうど前歯から数えて4つ目、犬歯の後ろに位置する小臼歯で、専門的には「第四小臼歯」と呼ばれます。
この歯は、噛む力にはそこまで大きな役割を果たしていないため、矯正でスペースを確保する際に抜歯の対象になりやすいです。
私もこの4番の歯を上下左右、合計4本すべて抜歯しました。
なぜ4番抜歯が必要になるの?
そもそも、なぜ矯正治療で4番の歯を抜くことがあるのでしょうか?
矯正の主な目的は、歯並びを整えることです。
歯が綺麗に並ぶためには、歯が収まる十分なスペースが必要ですが、特に歯が大きい場合や、あごが小さい場合はスペース不足により歯が重なったり乱れた位置に並んだりすることがあります。
ここで4番抜歯が役立ちます。
4番の歯を抜くことで前後に空間が生まれ、他の歯を動かすスペースが確保できるため、結果として綺麗な歯列を作ることができるのです。
また、抜歯によって口元が引っ込み、顔の輪郭がスッキリする効果も期待できます。
これは特に横顔のラインが気になる方にとっても嬉しいポイントかもしれません。
抜歯後の変化と、感じたメリット・デメリット
4番抜歯をした後の変化にはどのようなものがあるでしょうか。
実際に抜歯を経験した中で感じたメリットとデメリットを整理しました。
【実体験】抜歯後の変化
- 歯が動くスペースが確保される
抜歯後、歯列矯正のためのスペースが生まれました。毎月の調整で少しずつ歯が動く様子を見ていると、「また動くんだな」と実感する瞬間があります。動くにつれて歯並びが整ってくるので、成果が見えるのは嬉しいものです。 - 顔つきの変化
抜歯によって顔の輪郭が変わることもありました。特に口元が前に出ている場合、歯が並びやすくなるだけでなく、口元がスッキリし、横顔がシャープに見えるようになります。私の場合、唇が少し引っ込み、フェイスラインが整ってきたように感じました。 - 食事や発音への影響
抜歯直後には、食べ物を噛む際に違和感を感じたり、発音がやや不自然に感じることもありました。しかし、数週間ほど経つと次第に慣れてきて、最終的には気にならなくなりました。
メリットとデメリット
メリット
- 歯並びが整いやすくなる
- 顔立ちがスッキリし、横顔が改善されることもある
- 他の治療法に比べて、抜歯によるスペース確保は効率的
デメリット
- 抜歯自体の痛みや不快感
- 抜歯後、慣れるまでの食事や発音の違和感
- 抜いた歯がないため、口の中の違和感が長引く場合も
\抜歯後におすすめの食事はこちらの記事でも紹介しているので、ぜひ参考にご覧ください/
【保存版】親知らず抜歯後の食事は?|抜歯後1週間の献立をご提案!
親知らず抜歯との比較:4番抜歯は本当に痛い?
歯科では、「簡単、大したことない」と言われている4番抜歯ですが、果たして本当に「大したことない」のでしょうか?
正直なところ、痛みには個人差がかなりあるようです。
筆者の友人は「痛み止めが不要」と感じるほどだったそうですが、筆者はそうもいきませんでした。
筆者は親知らず(水平埋伏歯)も抜歯しているので、痛みについて比べてたところ、個人的には4番抜歯の方がずっと痛みが強く感じられました。
親知らずは奥歯で、全身麻酔で抜くことも多く、術後も強い鎮痛剤を使うため、術後数日間は痛みが抑えられやすいです。
一方で4番抜歯は局所麻酔が一般的で、特に抜歯後2日目以降、ズキズキした痛みが増してきました。
私の歯科医師も、「全身麻酔で親知らずを抜いた人の中には、局所麻酔で行う4番抜歯の方が痛いと感じる人が少なくない」と話していました。
また、4番は口の前方にあるため感覚が敏感で、痛みが長引きやすいのも特徴です。
これから4番抜歯をする方は、親知らずとは異なる経過や痛みがあることを覚悟しておいた方が良いかもしれません。
\抜歯後におすすめの食事はこちらの記事でも紹介しているので、ぜひ参考にご覧ください/
【保存版】親知らず抜歯後の食事は?|抜歯後1週間の献立をご提案!
抜歯後のトラブル2選 & 対策方法
抜歯後、痛ければ痛み止めを多く服用すれば良いとたかをくくっていたのですが、実際はそんなに甘くはありませんでした。
ドライソケットによる痛みの長期化
4番抜歯をして辛かったのが、ドライソケットというトラブルです。
ドライソケットとは、抜歯後に血のかさぶたがうまくできず、骨が露出してしまう状態で、通常の抜歯よりも痛みが強く、長引くことが多いです。
私もドライソケットにかかり、抜歯後1週間以上、ズキズキする痛みに悩まされました。
痛み止めも効果が薄く、歯科で処方された強めの鎮痛剤に頼っていましたが、長期間続く痛みで毎日の生活にも影響が出てしまい、仕事や家事にも集中できないほどでした。
痛み止めの副作用:胃痛との戦い
痛みを和らげるために鎮痛剤を頻繁に飲んでいた結果、今度は胃痛に悩まされるようになりました。
鎮痛剤は胃に負担をかけるため、空腹時には特に注意が必要ですが、痛みが強い時にはそれを気にする余裕もなく、胃痛と抜歯の痛みのダブルパンチで本当に辛かったです。
こうした副作用もあり、痛み止めの服用には慎重さが必要だと実感しました。
筆者と同じように胃痛に悩まされたくない方は、デンタルクリームの併用がおすすめです。
あまりに胃が痛くて痛み止めが飲めない際、筆者もこちらのデンタルクリームを使ってしのぎました。
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局所麻酔成分が配合されていることから、痛みの軽減にかなり役に立ちました!
※使用の際は医師や薬剤師に必ず相談してください。
\痛みを和らげるためのセルフケアやアイテムはこちらの記事でも紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください/
【必見】抜歯後の疼痛を軽減|セルフケア方法 & おすすめアイテム2選!
ドライソケットを予防するためにできること
抜歯後のドライソケットを避けるためには、いくつかの予防策があります。
実際に私が歯科医に教わったこと、そして皆さんにぜひ注意してもらいたいポイントをまとめてみました。
- 抜歯後の当日は安静に過ごす
抜歯直後は血のかさぶたができやすいように安静に過ごすことが重要です。激しい運動や体を動かすことは避け、ゆっくりと休むようにしましょう。 - うがいやストローの使用を控える
強いうがいやストローで飲み物を飲む行為は、かさぶたが剥がれてしまう原因となります。特に抜歯後の数日間は控えた方が良いです。 - アルコールやタバコを控える
アルコールやタバコは血流に影響を与えるため、かさぶたができるのを遅らせてしまうことがあります。これも数日は避けるのがベターです。
まとめ:4番抜歯の重要性と親知らず抜歯との違いから得た教訓
4番抜歯は矯正治療の一環として非常に重要なプロセスであり、抜歯によってスペースを確保し、理想的な歯並びを実現するために必要です。
しかし、私の経験からもわかるように、4番抜歯には痛みやドライソケットなどのリスクが伴うこともあります。
特にドライソケットによる長引く痛みは予想以上に辛く、痛み止めを多用したことで胃痛にまで悩まされました。
この経験を通して、抜歯後のケアや健康管理の大切さを改めて実感しました。
もしこれから4番抜歯を予定している方がいれば、抜歯後のケアを徹底し、ドライソケット予防のための予防策をしっかり実践することが大切です。
矯正治療は時間がかかりますが、痛みや違和感が続く場合には遠慮せず歯科医に相談し、無理せず治療を進めてください。
しっかりとしたケアで、安心して理想の歯並びに向かって頑張りましょう!
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